国籍、年齢、発達の異速、言語
なにより個性の違いを「包み込む」保育現場
INTERNATIONAL園ですので、子どもたちが英語を習得することで、将来のチョイスの幅を増やしたい、という思いは当然あります。しかし、何らかのチョイスがあったときに「自分で選ぶ」ということが大事だと思うのです。さらには、例えば文系理系といった進路や、海外留学をするとか、どの学校に行きたいとか、そうしたチョイスを自分で探してくるようになることを期待してしまうのです。
今でこそインクルーシブ保育という言葉を聞かれるようになりましたが、10年前からこの環境に取り組んでまいりました。いま日本でインクルーシブ教育というと、障害児と一緒の教育環境をつくる、という理解が進んでいるかと思います。
しかし、ほんとうの意味でのインクルーシブ教育は、そうした発達の違いだけでなく、もっと多様な違いを包含した環境つくりなのです。HAPPY HORIZONSのスローガンである「みんな違ってみんないい」を教育・保育現場に環境作ることが大切だと、そう信じています。
HAPPY HORIZONSはこのようなインクルーシブな保育環境で、かつ言語においてはバイリンガル保育をし、先々世界から信頼される人材を目指します。
また、年齢が違う子どもたちが同じ環境で保育を受ける理由があります。
それは、乳幼児期の子どもたちは月齢によって大きく成長に差があるため、「●才だと●●できなくてはいけない!」「●才だとこうなっていないといけない!」と決めつけないようにしたいからです。
言語だけでなく、文化伝統、教育観の違い、宗教観、様々な違いが国によってあります。異なる国のご家族、お子様が集まることも、インクルーシブな教育環境といえるのです。
何よりも、考え方、性格、表現方法、みんな違っていいのではないでしょうか?「●●せねばならない」「●●ができることが正しい」と、大人が決めたことをやらなくてはいけないという圧力で子どもたちの個性に蓋はされていってしまうのです。
「トイレにいってもいいですか?」この確認を子どもが必ずすることが良いのか?そうでないのか?わたしたちが着目していることの一つです。
子どもたちは何をするにも許可や確認が必要になってしまってはいませんでしょうか。
自分の想いを表現する これは、身近なところに多く存在していると考えます。
「トイレにいってきます!」
でいいと思いませんか?(もちろん、時と場所はあるのですが。。。)