茶道体験
卒園を控えた年長さんによる茶道体験を行いました。
今年も戌亥 宗恵(いぬい そうけい)先生にお越しいただき、上のクラスの子たちが茶の点て方、振舞い方を教わりました。
またこれまでの感謝を込め、下のクラスのお友だちや先生がお客様の役になり、茶を振舞いました。
普段と違う和室にて、子どもたちは真剣になりながらも素敵な時間を過ごすことができました。
日本人として大切な体験をさせていただきました。
戌亥先生、ありがとうございました。
*先生
・戌亥 宗恵(いぬい そうけい)先生
茶道教室を開く傍ら、小、中、高などの学校で長年、茶道の指導に携わり、茶道を通じて地元地域の文化活動にも貢献されています。
・関本 恵美さん
千利休が大成したとされる茶道ですが、その歴史、日本に茶の種がきたのはこの400年前、平安時代の末期にまでさかのぼるそうです。
茶の湯の心をあらわすことばで「和敬清寂」があり、茶道の精神がこの4つの文字に尽くされていると言われます。
【和敬清寂】
「和」
おたがいになかよくして、争いのないようにすることを意味している。
「敬」
あいてを敬(うやまう)こと
どんな人に対しても尊敬する気持ちを忘れないことが大切
さらに床に向かって礼をするのは、掛け軸を書いた人への敬いの気持ちがこめられる
「清」
清潔であるという意味
自然のさわやかさや美しさも含まれる
目に見えるだけの清らかさだけではなく、心の中も清らかであることがたいせつ
「寂」
本来は静かでひっそりとしていることだが、茶の湯ではどんなときにも動じない心の静かさの事
「寂」はさびしいとも読むが、これはにぎやかさとは華やかさとは反対の「わび」にも通じる